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2008年12月03日

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第130回定期演奏会

12月6日(土)に京都市立芸術大学・音楽学部第130回定期演奏会が行われます。詳細は以下の通りですが、開演時刻の前にホールの入り口付近で、柿沼教授がナビゲーターを務めるプレ・コンサートが行われます。早めにお着きになった場合など、ぜひお立ち寄りください。

また、コンサートで演奏される3曲のうち、《大学祝典序曲》の解説を竹内(D1)が、《悲愴》の解説を宮田(M1)が書いています。当日配布のプログラムに記載されていますので、ご覧になっていただければ幸いです。

(以下、京都市立芸術大学のサイト http://www.kcua.ac.jp/events/index.cgi?mode=detail&topic=2&id=1223529429&page=0 より転載)

響/都プロジェクト
京芸ルネッサンス2008・コンサートシリーズ

第130回定期演奏会

日時:2008/12/6 (土) 午後7時開演(午後6時開場)
会場:京都コンサートホール・大ホール
入場料:1、200円
曲目:J.ブラームス/大学祝典序曲 ハ短調 作品80
    J.ブラームス/運命の歌 作品54
    P.I.チャイコフスキー/交響曲 第6番 ロ短調 「悲愴」 作品74
出演者:指揮 尾高忠明
     管弦楽 京都市立芸術大学音楽学部管弦楽団
     合唱  京都市立芸術大学音楽学部合唱団

プレコンサート

日時:2008/12/6 (土) 午後6時15分~午後6時30分
会場:京都コンサートホール・大ホール ホワイエ
曲目:J.フランセ/木管五重奏曲
出演者:オーボエ/衣笠巴瑠菜(4回生)
    フルート/中村淳二(4回生)
    クラリネット/徳田香南(4回生)
    ファゴット/桂田菜保子(4回生)
ナビゲーター:柿沼敏江(音楽学部教授)

お問い合わせ 京都市立芸術大学企画広報課 TEL 075-334-2204

日本音楽学会関西支部 第338回例会

12月6日(土)に行われる音楽学会の関西支部例会で、柿沼研究室の高野(D2)、竹内(D1)が発表を行います。内容は以下のようになっていますので、興味のある方や近くにお住まいの方は、ぜひ足を運んでみてください。

(以下、日本音楽学会関西支部のページ http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~simeda/msjk/index.html#338 より転載)

■日本音楽学会関西支部 第338回例会案内
日  時 : 2008年12月6日(土)午後2時∼5時
場  所 :  大阪音楽大学第1キャンパス B号館401教室
アクセス : 阪急電車宝塚線「庄内駅」下車。西出口より北西へ約700m
地  図 : こちら

例会担当 : 泉 健(和歌山大学)


内  容 : 一般発表

高野 裕子(京都市立芸術大学 博士後期課程)
 ジャン=フィリップ・ラモーとドメニコ・スカルラッティの鍵盤楽器奏法比較―手の交差を通して

竹内 直(京都市立芸術大学 博士後期課程)
 早坂文雄の《ユーカラ》における音楽語法~メシアンとの関連を中心に~

宮西 央子(京都市立芸術大学 博士後期課程)
 中田喜直の芸術歌曲~中期の作品を中心に~

石井 莉乃(代表)(宝塚造形芸術大学 修士課程)、尾花 充(共同研究者)
 イタリア語を原詞とするある曲の原詞歌唱と和訳歌唱に対する日本語を母語とする被験者の印象評価

2008年度後期木曜ゼミ_その3

前回の更新からだいぶ間が空いてしまいました。現在、私たちは、Richard Taruskin による著書『Stravinsky and the Russian Traditions: A Biography of the Works through Mavra』の第5章「Bells, Bees, and Roma Candles」を読んでいます。今回からは、第5章の本論部分について紹介していきます。

第5章の本論は、ストラヴィンスキーが作った二つのスケルツォの比較からスタートします。一つは《交響曲第1番 Op.1》(1907年)の第2楽章の〈スケルツォ〉で、もう一つは序論部分で何度も取り上げられている《幻想的スケルツォ Op.3》(1909年)です。作品番号が示しているように、両方とも初期の作品です。

学資作品である《交響曲第1番》は、師匠であるリムスキー=コルサコフの厳重な監視の下で作られただけあって、それまでの一般的なオーケストレーションや調構成に乗っ取って作られています。これに対して《幻想的スケルツォ Op.3》は、ストラヴィンスキー自身の個性がもっと表面化した作品です。

著者のタラスキンは二つの作品を比較しながら、後の作品(《幻想的スケルツォ》)において、ストラヴィンスキーがいかに成長したかを語っています。特に強調されているのが楽器編成と、それによって生みだされる音色です。それでは、《幻想的スケルツォ》の管弦楽法がどうなっているのかを具体的に見ていきましょう。

まず管楽器の種類が非常に豊富です。クラリネットのD管やアルト・トランペットなども含めた多種多様な楽器が用いられています。人数自体も《交響曲第1番》よりかなり多くなっています。ただしチューバとトロンボーンは除外されています。つまり、木管楽器全般と、ホルン、トランペット、アルト・トランペットが用いられている状態です。

逆に、打楽器はシンバルのみで、しかもサスペンド・シンバルです(たたき合わせるのではなく、吊してマレットで叩く用のシンバル…のことだと思われます)。ティンパニもバスドラムもありません。これらの「軽い」楽器群に、チェレスタ、ハープ、弦楽器群を加えた編成で《幻想的スケルツォ》が作られています。

いかにも普通でない楽器の使い方ですが、タラスキンはこのことをストラヴィンスキーのオリジナリティとして高く評価しています。実際、このような手法によって、前回の記事で書いたような「蜂」の印象(浮遊感、飛行感、羽音…)が生みだされているのですから、確かに凄いことだと言えるでしょう。

ちなみにタラスキンは、《幻想的スケルツォ》のこのような逸脱したオーケストレーションを、《交響曲第1番》で師匠にさんざん注意され訂正されたことの鬱憤晴らしだと推測しています。どちらが悪いのか良く分かりませんが、リムスキー=コルサコフはとにかく弟子のモダンな作風が気にくわなかったらしく、何度も悪口をこぼしています。そのことについても、いずれ述べることになるでしょう。

次回の記事は、本論部分の紹介の続きで、ストラヴィンスキーが用いていた音階組織について触れる内容になると思います。

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